敗戦後、まだ間もない1946年5月、『思想の科学』を創刊するため、武田清子、武谷三男、都留重人、鶴見和子、鶴見俊輔、丸山真男、渡辺慧の七人が同人として集いました。そこを源流として、わたしたちの思想の科学研究会は始まります。
戦後日本社会の変遷、そして雑誌『思想の科学』の変遷にともない、研究会のありさまも、様々に変化してきましたが、生活するひとりひとりがもつ哲学に支えられた個々の思想を大切にしながら、活動を続けています。
これからも、これまでの先人の努力と目標を手がかりに、ひとりひとり、ひとつひとつが、おのれの思想を見出し、育んでいくことを大事にしていきたいと考えています。
複数の共同研究の中心を担い、長く事務局長と会長を務められた安田常雄氏のご逝去を一部メディアが報じています。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
追悼文を会報に掲載希望の会員は事務局にご連絡をお願いいたします。
(2024年10月19日)